フェイスブックの”いいね!”から分析されている内容 ワールドビジネスサテライト

2018年4月17日の「ワールドビジネスサテライト」で、「フェイスブックの”いいね!”から分析されている内容」の話題がありました。 

フェイスブックでは、気になった記事に、”いいね!”ボタンを押すと、友人などと情報をシェアする事ができますが、何気なく押した、この”いいね!”から、あなたの性格や、知能指数までも特定できてしまう様です。

フェイスブックの個人情報流出問題にゆれる、データ分析会社のケンブリッジ・アナリティカの元幹部のカイザー氏の話では、フェイスブックから不正に取得した個人情報を削除せずに、使い続けたと語っていました。

ケンブリッジ・アナリティカは、フェイスブックの個人情報を利用して、EU離脱を問う、イギリスの国民投票で、EU離脱派が勝利するように、情報を発信し続けた疑いがある様です。

”いいね!”と言うたった3文字に、膨大な量の個人情報が詰め込まれているそうで、このフェイスブックの”いいね!”に、どれだけの情報が入っているかを、分析した論文では、1人が700回いいね!を押した内容を、コンピュータに学習させた結果、その人物の性別を、93%の確率で予測できたそうです。

日常的に酒を飲むか、両親が離婚しているかなど、詳細な個人情報も、60%以上の確率で当てる事ができるそうです。

例えば、100m走の世界記録保持者のウサイン・ボルトさんに”いいね!”をつけていると、独身の可能性が高いとの事です。

自動車のホンダに”いいね!”をつけていると、喫煙者の可能性が低く、逆に、アンダーアーマーに”いいね!”をつけていると、喫煙者の可能性が高い様です。

そして、俳優のモーガン・フリーマンさんの声が好きなら、知能指数は高いなど、コンピュータは、もはや人には理解できない関係も見つけ出しているそうです。

こうしたコンピュータの分析が、人と比べてどれだけ正確かと言うデータもあるそうで、例えば、Aさんが、10の”いいね!”を押していれば、職場の同僚より、コンピュータの方が、Aさんの詳しく好みを言い当てられ、更に、150の”いいね!”があれば、家族よりも、多くの情報を知っているという結果になった様です。

この論文に目をつけた心理学者が、性格診断アプリを開発して、調査目的として、フェイスブックから個人情報を取得していたそうですが、この情報を、ケンブリッジ・アナリティカに、横流しした疑いが持たれているそうです。


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