2017年7月19日の「世界の何だコレ!?ミステリー」で、「プライベートが覗かれてしまうゴーストアプリの謎」 について説明がありました。
ネット被害に詳しい、ネットエージェントの杉浦隆幸さんの話では、ゴーストアプリは、遠隔操作アプリが原因で、起きている現象だそうで、遠隔操作アプリを、他人にインストールされて、悪用されると、プライベートが覗かれてしまうそうです。
このゴーストアプリは、他人に入れられたとしても、アイコンの表示がなくても作動するので、画面上使用者は、気づくことは少ないとの事です。
番組では、ゴーストアプリを、スタッフのスマートフォンにインストールして、そのスマホを、女性に持ってもらい、好きな所に行って下さいと指示して、ネットエージェントの杉浦隆幸さんには、持ち主の情報を明かさずに、どんな情報が得られのか検証していました。
■杉浦隆幸さんが、ゴーストアプリから得た情報は下記の通りです。
1.GPSで相手の現在地と通った道の確認
GPSの機能を使うと、約15秒毎に、位置情報が更新されて、相手の現在地と通った道がわかるそうです。
2.録音機能で周りの状況を確認
電車に乗っている様だったので、録音機能で、遠隔操作で、録音して確認していましたが、駅のアナウンスが録音されていました。
この機能を使うと、電話の会話や、周囲の音を録音する事が可能です。
3.写真撮影機能で性別と服装を確認
相手の特徴を確認する為、カメラを遠隔操作して、写真を撮っていましたが、フラッシュ機能や、中のカメラ、外のカメラを、切り替えて、使うことができるそうです。
撮れた写真で、靴や、バックの色、どんな洋服を着ているかまで、わかっていました。
4.動画撮影機能で顔と場所の詳細を確認
動画を撮る機能を利用して、女性が、スマホを見ながら、ピザを食べている状況が、動画で見れてました。尚、画面上は、一切変化がないので、撮られている本人は、動画を撮られている事は、わからないそうです。
背景には、場所の情報が確認できていました。
GPSで追跡して、現場に向かって、杉浦隆幸さんは女性を待ち伏せして、合う事ができていました。
■ゴーストアプリの機能
●GPSで、場所の特定
●録音
●写真撮影
●動画撮影
●電話帳や通話履歴の閲覧
●遠隔操作で電話を発信
●保存されている写真の確認
近年、この様なアプリを勝手にインストールして、悪用した事件が多発しているそうで、そして狙われたのは、妻、交際中の女性、知人女性と、犯人は、ごく身近な人物(夫や、恋人など)のケースが多いそうです。
今まで、スマートフォンにゴーストアプリをインストールされてしまったケースでは、「セキュリティソフトを入れてあげるよ」、「面白いアプリ見つけたから、入れてあげるよ」、「そのスマホゲームやらせてくれない?」などと言って、スマのを触られて、アプリをインストールされてしまうそうです。
●ゴーストアプリの犯罪に巻き込まれない方法
この様なアプリの犯罪に巻き込まれない様にするには、基本的には、相手(犯人)に不正にインストールされない限り、被害にあうことはないので、他人にスマートフォンを触らせないことが、対策となるそうです。
犯人は、言葉巧みに、あなたのスマホを触ろうとしてくるそうです。
●ゴーストアプリが入ってないか確認する方法
全国webカウンセリング協議会の安川雅史さんの話では、かなりゴーストアプリの相談は多いそうです。
電池の減りが、ものすごく早くなったり、何か怖いと思った経験がある人は、ゴーストアプリが入ってないか確認した方が良いそうです。
ゴーストアプリが入ってないか確認する方法は、スマホの設定画面から、
1.アプリ一覧をチェックして、アプリを表示します。
2.その中に見覚えのないアプリがある場合、ゴーストアプリの可能性が高いそうです。
3.そして、ゴーストアプリを発見した場合、初期化して、買った時の状態に戻すしかないそうです。
その理由は、インストール時に、犯人に、暗証番号を設定されている事が多く、自力でアプリを消去する事は、難しいそうです。
ゴーストアプリは、元々は、盗難防止用の遠隔操作アプリで、例えば、スマートフォンをなくした場合、自分で遠隔操作で、スマホを止める事などもできるそうですが、その便利な機能が、悪用されてしまっている様です。