2017年4月5日の「ワールドビジネスサテライト」で、「現金不要で、ワリカン、集金できるアプリ ペイモ(paymo) キャッシュ(Kyash)」の話題がありました。
春は、お花見や歓迎会のシーズンですが、グループでのワリカン、集金などが面倒なこともあると思いますが、この様な悩みを解決できるスマートフォンアプリが、次々と登場しているそうです。個人同士のお金のやり取りが大きく変化しています。
●ペイモ(paymo)
花見客で賑わう芝公園では、宅配でかかったお金を、ペイモ(paymo)と言うアプリを使って、割り勘をしているグループがいました。ペイモ(paymo)は、スマートフォンで、ワリカンが簡単にできます。
まず、幹事が支払ったレシートを撮影して、1人あたりが支払う金額を入力し、レシート画像を添付して請求します。
請求された側は、レシートをチェックし、アプリに登録したクレジットカードで、お金を支払います。
お金のやりとりにかかる手数料はゼロで、ユーザがアプリの中にたまったお金を、自分の銀行口座に振り込む際の手数料(200円)が収入となるそうです。
ペイモ(paymo)の利用の制限額は、1回、10万円までで、1ヶ月30万円まで使えます。
ペイモ(paymo)の運営会社は、送金業務に求められる「資金移動業」の登録はしていないそうですが、会計後の割り勘に特化する事で、幹事の集金作業を代行しているだけとしている為です。そのため、利用者も、免許書などによる本人確認が不要で、手軽に使うことができます。
●キャッシュ(Kyash)
ペイモ(paymo)よりも、自由にお金のやりとりができるiPhon向けの無料送金アプリ「Kyash」が2017年4月5日、サービスを開始した。
アプリの真ん中の+を押すと、請求及び送金ボタンが出てくるので、送金を押して、相手のユーザを選びます。手数料は、一切かからなので、スライドして、送金が終了と非常に簡単です。
キャッシュ(Kyash)は、相手の口座番号を知らなくても、キャッシュ(Kyash)の利用者同士であれば、SNSなどを通じて送金が可能です。
電話番号しか知らない友達に、コーヒー代金などのお金を返すなどの場合に、幅広く使えるとの事です。
受け取ったお金は、アプリ上にあるプリペードカードの残高として管理され、利用者はこの残高を使って、VISAの加盟店で買い物ができます。
キャッシュ(Kyash)は、加盟店からの手数料を収益源にしているので、送金の手数料を無料にできるとの事です。
残高は現金として引き出すことができない為、法律上は資金移動にあたらず、ペイモ(paymo)と同様に、本人確認の必要はないそうです。
キャッシュ(Kyash)の残高は、現在は、ネット通販でしか使えませんが、夏ごろには、「アップルペイ」などの電子マネーに対応し、実際の店舗でも使える店を増やしていく計画との事です。