LINEフリープラン月額500円 日経プラス10

2016年9月5日の「日経プラス10」で、LINEフリープラン月額500円という話題がありました。

本日、午後1時すぎに、東京の渋谷区で、LINEモバイルのLINEフリープランの説明があったそうで、LINEフリープランは、データ通信量1GBが付いて、LINEのコミュニケーションに関する機能の音声通話や、トークが使い放題になります、スマートフォンと、SIMカードをインターネット経由で販売するそうで、料金は月500円からとなります。

LINEフリープラン – LINEモバイル

LINEモバイルの特徴は、全ての料金プランで、LINEのアプリを使ったチャット通話、タイムラインの閲覧について、使用データ量が無料となります。

月額500円で、LINEが使い放題になりますが、実は、フェイスブックやツイッターも無料とするプランは、月額1,110円から3,220円となり、格安スマホでは、それぞれが付随するサービスで、料金が細分化しており、単純比較はできませんが、LINEの価格設定が、それほど安いわけではありません。

ラインが狙っているのは、格安スマホ業界の中で、シェアを高める事ではなく、ライン利用者の家族に、スマホ利用を広げて、普及を高めることで、成長が鈍化しつつある国内事業の再加速が目的だとみられます。

日本は、年齢が高い人を中心に、スマホではなく、ガラ携を使っている人が多く、スマホの普及率は、54%で、7割から8割あるとされ、欧米の水準と比べると、低い段階に留まっています。

一方、ラインの国内利用者は、6月末で、6,200万人と、3ヶ月前に比べると、100万人増と伸びが鈍化しています。しかも、スマホ利用の9割がラインを使っているため、ラインの利用者を拡大する為には、スマホの普及率自体を上げなければなりません。

つまり、ガラ携で、ラインを使って見たい人、家族と連絡を取るために、ラインだけでいい人の取り込みが必要となっています。そうなると、利用を想定されるのが、ライン利用者の親や子供です。子供の利用を想定して、有害サイトの閲覧を制限するフィルタリング機能を全サービスにつけたり、高齢者向けには、同時購入したスマホにSIMカードを事前に装着して、発送すし、設定の手間を減らすなどのサービスを実施したりするのは、家族を切り口に、スマホの利用拡大を、ひいてはラインの利用者拡大を目指す狙いが浮かび上がってきます。


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