2017年1月22日の「ワイドナショー」で、「ピース写真が危ない!!」 について説明がありました。
国立情報学研究所の越前功教授の話では、ピースサインの写真から指紋情報を複製する事が可能で、第三者に悪用の恐れがあると、警告しているそうです。
これまでの指紋採取方法は、コップなどのモノに付着した「残留指紋」をゼラチンなどに移し、「偽指」を作成して、スマホの認証の突破や、マンションの入退室をなりすまして行うなどの行為が行われてきました。
しかし、越前功教授の調査では、2,000万画素の普通のカメラを使って、3mの距離から撮影でも、指がくっきり写った写真なら、指紋を採取し、「偽指」を作成する事が可能だったそうです。
但し、その場合の条件は、下記の通りです。
1.ピントが指に合っている
2.十分な光量
3.十分な解像度
対策方法として、バイオメトリック・ジャマーというのを考えていて、アクリル塗料などから作った透明フィルムを、指先に貼ることによって、指紋の読み取りを防ぐ方法があるそうです。
そして、一番危険な写真のピースサインのパターンは、写真が顔の近くで、ピースサインをして、指紋が正面を向いている状況で、カメラは、顔にピントが合うようになっているので、顔にピースサインを近づけると、指紋にもピントが合ってしまうそうです。
そして、携帯では、親指の認証を使うこともあるので、OKサインとして、親指を顔の近くに近づける事も止めた方が良いそうです。
狙っている人は、ターゲットを絞って、指紋を取りに行く可能性もあるので、カメラの場合は、そのターゲットの人にタッチしなくても、指紋を撮れてしまうので、簡単に情報漏えいする可能性が出てくるそうです。
SNSの投稿画像は、圧縮されることが多いため、解像度が下がり、指紋が読み取れなくなるとの事です。
尚、指紋認証を使った認証方法を、生活の中で、全く使わないのであれば、問題はありません。