「SNSでのなりすましの被害」 世界の何だコレ!?ミステリー

2017年7月19日の「世界の何だコレ!?ミステリー」で、「SNSでのなりすましの被害」 について説明がありました。

●有名人のSNSのなりすまし
一般的に知られている「SNSでのなりすまし」と言えば、第三者が有名人のフリをして、悪意ある行動をすることですが、最近では、女優の有村架純さんが、SNSで、なりすまし被害に合い、なりすましていた人物が謝罪した例や、ダレノガレ明美さんが、なりすまし被害を告白したりしていますが、更に、人気タレントになりすまして、メールのやり取りをして、多額のお金を騙し取った事件など、あとを絶たないそうです。

番組で、きゃりーぱみゅぱみゅさんの名前で、SNSアカウントを検索すると、25個以上のきゃりーぱみゅぱみゅさんの名前が使われたアカウントが存在したそうです。そして、宮迫博之さんの場合は、約20個のアカウントが存在したそうです。

●危険なのは、「無料の占いサイト」
インターネットトラブルのカウンセラーで、全国webカウンセリング協議会の安川雅史さんの話では、なりすましで、最近危険視されているのは、「無料の占いサイト」だそうです。

「無料の占いサイト」の中には、健全な占いサイトもあるそうですが、無料となると、占いをやりたくなるので、そのサイトで、個人情報(名前、血液型、生年月日)をたくさん入力してしまいます。

そして、その情報は、全て正しい情報を入れます。理由は、嘘の情報を入れてしまうと、正しい占いが行われないからで、一番個人情報が盗みやすいのが、占いサイトだそうです。

そして、ユーザ名や、パスワードなどの個人情報が盗まれると、勝手にSNSのアカウントに侵入されて、なりすまし被害に合うケースが増えているそうで、番組では、なりすましで怖い目に遭った被害者を紹介していました。

●一般人のSNSのなりすましの例
その被害者の女性は、誰かが勝手に、ブログに援助交際を求める書き込みをしていて、顔写真は被害者本人のもので、下着姿や裸の写真は、全く別の人の物を使って、投稿されていたそうです。
そして、ブログに記載されている情報は、全て正確なものだったそうで、スケジュール等は、親しい人や、親にしか伝えていない内容も載っていたそうです。
日記には、自宅近くの写真や、友達とよく行くレストラン、そして、よく注文するメニューなど、事細かに書かれていたそうです。

困り果てた女性は、安川雅史さんに相談して、サイト運営会社に、削除を相談したそうですが、自分が作ったサイトか、誰かがなりすましたのか確認が取れないため、すぐには、サイトを削除してもらえなかったそうですが、その後、警察の捜査で、犯人が判明したそうです。

そして、この女性になりすましをしていたのは、親友の女性でした。なりすましサイトに乗せられた写真は、被害者の女性のSNSからコピーしたもので、下着姿や、裸の写真は、インターネット上から、適当にコピーしていたそうです。
安川雅史さんの話では、近年、このように、友人のなりすましが増加傾向にあり、ひがみや嫉妬が原因だそうです。

●なりすましから身を守る方法
なりすましから身を守るには、SNS上に顔写真をアップしない事や、個人の特定となる自宅の住所や、生年月日等は書かない事が重要で、更に、自分の名前を検索して、監視することも大切だそうです。

尚、なりすましにより、他人の名誉を傷つけた場合は、法律上は、名誉毀損罪となる可能性があり、3年以下の懲役、もしくは、禁錮、または、50万円以下の罰金が課される事もあるそうです。

●菊地亜美さんの例
熱狂的なファンが、タレントの菊地亜美さんが、図書館で借りた本の写真をSNSに投稿したのを見て、その本を取り扱っている図書館全部調べて、菊地亜美さんが利用した図書館を特定して、ある日、ドアを開けたら、家の前に立っていたそうです。

●一般人が待ち伏せされた例
一般女性のケースでは、SNSに写真を投稿したら、撮影場所を特定され、まちぶせされたり、品物の写真を投稿したら、スーパーを特定された事例や、アルバイト先の写真を載せたら、お店を特定されて、まちぶせされたケースなどもあるそうです。

●SNSで個人特定を行う調査
女性2人に協力してもらい、カウンセラーの安川雅史さんが、SNSの個人特定を行う調査を行いましたが、本人だけではなく、友人のSNSも閲覧し、SNS上からターゲットの個人情報を抜き出していました。

2人とも個人情報が漏れない様に、気を付けているたそうですが、2人のSNSのアカウントを教えてもらい調査を開始していました。

安川雅史さんは、はじめに、1人目のSNS歴1年の方の個人情報を特定できる写真を見つけて、SNSのニックネームの下に、友達から、呼ばれている、別のニックネームも書かれていて、文章中に、名字も出ていて、そこから、名前が判明していました。

その後、本人のSNSだけではなく、その友人のSNSからも、情報を引き出して、飲み会の写真のコメントから、◯◯小の仲良しメンバーと書かれたコメントにより、公立小学校の場合は、学区が判明すると、実家の地域はほぼ特定されるそうで、また、お店のメニューと、値段で検索すると、飲み会を行った店が特定でき、更に、写真に写っている看板等の画像と一致する場所を探すのも簡単だそうです。

また、会社から貸し出されているパソコンがSNS上の写真に写っていて、そのパソコンには、会社名が入っていたり、個人名が記載されているので、それにより、個人が特定されてしまう事もあるそうです。

2人目のブログ&SNS歴15年の女性は、特に問題はなく、第三者と映っている写真も少なく、アップで撮影しているので、余計なものが写していなかったそうで、個人の特定には至らなかったそうです。友達の写真は、一切載せない様にしているそうで、自分が良くても、友達は、仕事を抜け出して来ている可能性もあり、迷惑がかかるので、友達の写真もSNSに上げないそうです。

●SNS投稿の注意点
SNS投稿の注意点は、一番は、不特定多数ではなく、友達限定の公開にして、そして、極力個人情報(生年月日、出身校)は書き込まない様にして、画像に関しても、情報量が多い、広い画角の写真だと、まわりの状況を確認すると、どこで撮っている写真か、わかってしまうので、その様な写真は投稿しない方が良いそうです。

全国webカウンセリング協議会


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です