2018年7月27日の「ウソかホントかわからない やりすぎ都市伝説」で、「あなたのスマホに忍び寄る恐怖の罠 ”フリーワイファイ(Free Wi-Fi)”」 について説明がありました。
アップル製品をこよなく愛し、芸能人がこぞって相談に訪れると言う、かじがや卓哉さんが、”あなたのスマホに忍び寄る恐怖の罠”について話していました。
芸能人の方々の相談で多くなってきているのが、”怪しいメールが来た”や、”添付されているこのファイル、開いても大丈夫?”などのスマホのトラブルについての相談だそうです。
実際に、普通にスマホを使っているつもりでも、思わぬ落とし穴が潜んでいる事もあるそうで、町中で、”フリーワイファイ(Free Wi-Fi)”の看板を見て、テンションが上がる方も多いと思いますが、この”フリーワイファイ(Free Wi-Fi)”は、無料で、しかも高速で通信ができるサービスですが、この”フリーワイファイ(Free Wi-Fi)”にアクセスした事で、トラブルが発生している様です。
それが、”ワイファイ(Wi-Fi)”通信の盗聴で、”フリーワイファイ(Free Wi-Fi)”にアクセスしたスマホの通信機器を解析して、メールアドレスなどの個人情報などを、不正に入手する行為だそうです。
そして、その抜き取られた情報が、業者などに出回り、悪用される例もあるそうです。
しかしこれは、”フリーワイファイ(Free Wi-Fi)”に限った事ではなく、今、更に問題になっているのが、”なりすましWi-Fiスポット”です。
ホテルやカフェなどで、一度”フリーワイファイ(Free Wi-Fi)”設定を行ったら、2回目以降は、自動的につながっていたと言う事もあると思いますが、実は、この自動接続の機能は、同じ名前のアクセスポイントであれば、2回目以降は、本物でも、偽物でも関係なく接続してしまう危険性がある様です。
例えば、Yarisugi-cafeと言うアクセスポイントがあったとして、その”フリーワイファイ(Free Wi-Fi)”に接続した場合に、この日は帰宅して、次の日に、また同じカフェに行くと、Yarisugi-cafeと言うアクセスポイントに自動的につながります。しかし、この”ワイファイ(Wi-Fi)”は、同じカフェが飛ばしているアクセスポイントで無い可能性もあるそうで、自分では、普段使っている”ワイファイ(Wi-Fi)”に接続しているつもりでも、知らない間に、なりすましの”ワイファイ(Wi-Fi)”に接続してしまい、メールアドレス、IDやパスワード、更には、自宅の住所や、氏名までもバレてしまう危険性もあるとの事です。
最近、スペインのバスセロナで、世界的に有名なコーヒーチェーンと同じ名前のなりすましの”ワイファイ(Wi-Fi)”スポットを設置すると言う実験を行ったそうですが、たった4時間で、2,000台以上のスマホが、自動接続してしまったと言う結果になったそうです。
今年の1月に仮想通貨取引所のコインチェックから、580億円もの仮想通貨が流出した事件では、犯人グループは、コインチェックの仮想通貨を取り扱う特別な権限を持った社員を割り出し、事件発生の約半年以上前から、SNSなどを通じて、この社員とやりとりをして、そして、信頼を得た後で、この社員に、ウイルス入りのメールを送信して、これを開かせて、コンピュータにウィルスを感染させる事に成功したそうで、これにより、一気に大金を奪う事に成功したそうです。
犯人グループは、この特別な権限を持った社員が、日頃立ち寄りそうな”フリーワイファイ(Free Wi-Fi)”スポットを調べて、その周辺に、同じ名前に設定した、なりすましWi-Fiスポットを仕掛ける事により、この社員から情報を盗み取っていたと考えられる様です。
また、ジャングルポケットの斉藤慎二さんの例では、見に覚えの無い、架空の請求メールが来たそうで、この架空の請求メールは、通常、不特定多数に同時に送っているので、無視すれば良いのですが、斉藤慎二さんへのメールには、斉藤さんの奥様のフルネームと、自宅の住所が掲載された迷惑メールとなっており、支払わなければ、自宅に行くと言う様な内容になっていたそうです。
これも、”フリーワイファイ(Free Wi-Fi)”通信の盗聴や、なりすましWi-Fiスポットなどで、情報を得た可能性があるそうです。
対策としては、スマホの”ワイファイ(Wi-Fi)”の自動接続をオフにすれば勝手には繋がらないそうで、iphoneの設定->Wi-Fiを選択して、そのWi-Fiの接続を開くと、横に丸で囲われた”i”と言うボタンがあります。その”i”と言うボタンを押すと、一番上に自動接続をオン、又はオフできる場所が出てきます。
最初に”ワイファイ(Wi-Fi)”を接続すると、設定がオンの状態になっているので、そのままにしておくと、自動接続になってしまいます。
その場合は、気づかない間に、知らない”ワイファイ(Wi-Fi)”につながっている可能性があるので、この自動接続を、オフに設定します。
ただし、自動接続を、オフにできるのは、その”フリーワイファイ(Free Wi-Fi)”につながっている時だけなので、実際にその場所に行って、設定する必要があります。
そして、もしカフェに行って、そのカフェの”フリーワイファイ(Free Wi-Fi)”につなぎたい時は、再度カフェの”ワイファイ(Wi-Fi)”の自動接続を、オンに設定すれば、無料で使える様になります。